営業から転職

新しい職場でどんな風に働いているのか、 このページでは「営業」業界からその他の異業種に転職をした人の体験談を紹介します。


ケーススタディ1.アパレルの企画営業を辞めてオーナーシェフのお店に修行に。

長い間衣料メーカーの営業企画をやっていたのですが、将来の目標を考えた時に今ひとつイメージできるものがなくて転職を決心しました。

一応は前職でそれなりの実績もあるのですが、アパレル業界自体が段々とコスト重視だけの発想になりつつあるように感じ、思うようなモノ作りとは程遠くなってしまったような気がしていました。

おそらくメイドインジャパンのような発想でやっていけるのは限られた企業のみで、現実的にはファストファッションに象徴されるように低価格で品質が良いもの、つまりアイデアは二の次の時代になってしまったように感じたのです。

ある程度の年齢になったら独立してと思っていましたが、実は以前一度試みて資金が想像以上に必要なことは重々承知です。 おそらくよほどのスポンサーでもいない限りすぐ行き詰まってしまうだろうと考えるようになり、少し時間を取って方向転換を考えてみました。

モノ作りは続けたい、しかしそれがファッションに限定していなくてもいいのではと思ったのですね。

もともと食べることに興味があったのと学生時代に飲食店でアルバイトしたことがあったのを思い出し、その道に挑戦してみようと思ったのがきっかけでした。

30代後半での異業種転職。将来を見据えて厳しいオーナーシェフの店に転職。

転職するのは少し手こずりました。 年齢が40前後でキャリアのない業界、アルバイトしていた頃とはわけが違いました。 何とか粘って転職には成功したのですがおよそ半年近く見つかるまで掛かりました。

決まったのは腕が良くて有名店で修行経験があるオーナーシェフの店、指導が厳しいのであまり人が続かないのが幸いしました。 遅れての転職ですから空きがないとなかなか入って行けないのですね。

人が辞めない店は若手か実績重視するかのどちらかがほとんどですから異業種の転職だと不利ですね。

たださすがに入った頃は毎日ハードワークでちょっと疲れました。 それまではどちらかというと知恵勝負の世界、しかし飲食はまず最低限の体力がないと続きません。

最初の数週間は帰り道の歩行がおぼつかないほど疲労でフラフラしていました。 半年ぐらいしてやっと慣れましたが技術面で着いて行けずに辛い思いをしましたね。

なんとか3年が過ぎましたがまだまだ修行の身、これがまだまだ続くと思うと気の長い話ですね。

あと数年やった時にどれだけ進歩していられるか、そして独立しようと思った時にどんな状況になっているか、転職して良かったのかどうかがわかるのはずっと先の話です。


ケーススタディ2.寝具の訪問販売営業からパティシエへ転職

高校卒業間近になっても進路は決まっておらず、無職のまま卒業をしました。 特に就きたい職業も無かったのですが、両親から「働かないのか」と言われ職安へ行きました。

資格も何も無い私でしたが、年齢・経験不問の募集を見つけたので応募しました。

そこは布団の訪問販売をしている会社でした。後日面接に行くとすぐに採用が決まり翌日から勤務となりました。

三人一組となり、県内外へ行き布団の訪問販売を行いました。

当時訪問販売による悪質業者が多発して居る事もあって玄関で「布団屋です」と言うだけで門前払いをされたり、ヒドい時は悪質業者では無いのに怪しまれ通報された事もありました。

社員の多くは月のノルマを毎月達成出来ずにいたので社長からの叱責に耐えられず辞めていく事が当たり前となっており、私自身も限界だなと思いました。

働きながら次の仕事を探しましたが、全く見つからずにおり結局1年半程で退職しました。

次の宛もないまま職安に通っていると自宅近くのケーキ屋でアルバイト募集が出ていました。

仕事内容は職人さんの補助や清掃と掲載してあり簡単だなと勝手な思い込みだけで応募し面接の結果、採用となりました。

仕事初めの日、お店に行くと2人の職人さんがすでに忙しく働いていました。 簡単な自己紹介が終わるとすぐ洗い物を命じられました。

しかし、適当に洗ってしまった私は職人さんに怒られてしまいました。「アルバイトだからって適当な事するな。そんなんだったら帰れ」と言われました。

初日になんでこんな事言われなきゃと思いながらまた仕事を続けているとさっき怒った職人さんが私にケーキをくれました。 「ウチの店のお勧め、食べてみな」。それを食べた時美味しいと思いました。私の中で全てが変わりました。 あんなに一生懸命頑張って気持ちを込めて作っているから美味しくなるんだと思いました。

翌日から私は雑用を必死で真面目に取り組みました。半年位たった時、社長に呼び出されました。「正社員にならないか。 職人になってみないか」と言われました。そしてすぐ返事をし、職人へのスタートとなりました。

昨日までとは違いただの雑用係ではなく職人の見習いとなったので、仕事はよりキツくなりました。

でも日々の仕事が全て勉強となり、ケーキ作りにハマっていきました。それから5年程かけて店の仕事を一通り出来る様になった頃、不況にて店は潰れてしまいました。

しかし、ケーキ作りしか生きる道は無いと思い違う店にてまた働き始めました。

昔はやりたい事も見つからずにただその日その日を過ごしていましたが、パティシエになってからは毎日が充実しています。

ケース3.キツすぎた不動産営業から携帯販売業へ

転職前は投資用のマンションの営業をしていました。

その前も別の仕事をしていたのですが不動産営業に興味があり転職しました。 ただ投資用マンション営業は予想以上に大変でした。

一番は休みが少ない事で成績が悪いと休日出勤が当たり前で、月に2日程度の休みでした。 しかも勤務時間も朝の9時から夜の11時までと本当にハードで新婚だった私たちは本当に辛い思いをしました。

そんな生活が続けられなかったので1年程でやめてしまいました。 給料は1年目でも年収で600万位貰えました。

転職後の携帯販売業ですがマンション営業をやめた3日後に面接に行きました。

契約社員から正社員登用のある会社だったのとなかなか売れないマンション営業が辛かったので簡単に売れる携帯販売という仕事がしてみたくなったのが転職を決めた理由です。

給料は正社員でも年収300万行けば良い位でかなり少ないですが、人間らしい生活がしたかったというのが一番の理由です。

共働きなのでその位の収入でもやっていけます。

転職してみての感想は毎日楽しい事です。

確かに給料面では大きく下がりましたが毎日ほのぼのと携帯を販売する仕事は私の性格に本当にあっていたようです。

毎日楽しくて仕方ありません。

休みも月に8?9日は確実にありますし、勤務時間も残業しても転職前に比べればたかが知れているので本当に楽です。

家で妻と一緒に過ごせる時間がこんなに幸せだとは思いませんでした。

一年後には正社員にもなれました。

勤務して2年で店長になり給料も年収で350万まで上がりました。

役職が上がるにつれて責任は増えて来ますが楽しい職場で楽しい仲間と無理ないペースで働ける幸せはお金では買えません。

ただ今が幸せに感じれるのも転職前の地獄のような1年間のおかげだと思うので人生に無駄なことはないのだと改めて実感しています。

今の会社は携帯販売以外にも事業をしているので今後も収入と仕事量を調整しながら頑張りたいと思います。


異業種への転職